スキー用ヘルメット GIRO ZONE MIPS 付属のPOVカメラマウントの空回りするナットを交換

スキー

GIROのヘルメット、ZONE MIPS等には、POVカメラマウントという名前のGoProマウントが付属している。
付属しているのはいいのだが、ナットが…。
丸い袋ナットを樹脂マウントの丸い穴に差し込んだだけになっている。
ボルトを締め込んでいくと、ナットは樹脂マウントの穴の中で空回りしてしまい、しっかり締められない。どうしてこんなナットにしたのだろうか??なんとかしてこの丸ナットを固定してやろうと、接着剤で固めてみたりしたが、だめだった。

そこで…。

手持ちのGoPro用マウントパーツから、六角袋ナットを取り出した。普通はGoProマウントにはこれが使われている。これを使ってほしいんだよ。そうすれば空回りしないのに。

で、これをどうしたかというと、

  1. GIROのPOVカメラマウントにもともとはまっている、丸い袋ナットを外す
  2. かわりに六角袋ナットをあてがう。そしてボルトを軽くねじ込んだ状態にする(この時点ではナットはマウントに食い込めていない状態なので、普通のGoProマウント用ボルトは長さが足りず、ナットに届かない。そこで適当な長さのM4のボルトを別途用意して使う)
  3. そして六角袋ナットをバーナーで炙る!加熱しすぎないように!慎重に遠火で!(キャンプ用OD缶バーナーで割と細く炎が出るやつを使いました)
  4. 炙りながら、ボルトを、真っ直ぐ、じわじわと引っ張る!加熱された六角袋ナットがマウントの樹脂を溶かして食い込んでくる!(曲がらないように注意!食い込ませすぎるとGoProがはまらなくなるので注意!)
  5. いいあんばいに六角袋ナットが焼きバメできたところで流水かなんかでよく冷やす!(完全に冷えるまで曲がらないように注意!)


やった!成功だ!これでしっかりボルトを締められる!

もっとも、このPOVカメラマウントは、あちこち、あえて弱く作って、いざというときはカメラをふっ飛ばして人体の方を守るコンセプトなのかもしれない、という気もします。このマウントそのもののヘルメットへの固定も、ただ、差し込むだけだし。

試される方は自己責任でお願いします。また、樹脂マウントの他の部分を溶かしてしまわないようにご注意ください。

なお、失敗しても、POVカメラマウントは、1,500円くらいで買えるそうです(スノー用GIROヘルメット扱い店で、ZONE用カメラマウント取り寄せて、と注文すればよいそうです)(自転車用GIROヘルメットは代理店が違うみたいなので注意)。

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