駒形どぜう

浅草の駒形どぜうに行ってきた。
どじょうは、若い頃、OS-9ユーザーズグループで「うまいものを食いに行く会」みたいなのがあって、ADEKさんたちに連れて行ってもらってはじめて食べた。たぶん「飯田屋」だったと思う。
その時はかなり泥臭さを感じ、二度と食べたくないと思った。
特にどじょう汁にはひっくり返りそうになった。私、白味噌、嫌いなんですよ。さらにその中にどじょう!うひゃあ。
あれから40年(嘘、20年くらい)、私もトシを食ったのであのころとはだいぶ味覚も変化している。大丈夫かな?と思って駒形どぜうに行ってみたわけである。なぜ飯田屋でなく駒形どぜうにしたかというと、検索してたら「駒形どぜうのほうが、たれが甘くない」らしい、とわかったからである。甘みの勝った料理が、私は苦手なのである。(デザート等になると話は別だが)
駒形どぜうに行ったのは15時くらいだったので、わりと店内は空いていた。
ビールを頼み、どぜう鍋と柳川を頼む。どうでもいいが注文のさいお姉さんに「どじょう」と発音すべきか「どぜう」と言うべきか迷いつつ結局「どじょう」と言った私だったがこれでいいのだろうか。コンロにかけた浅い鍋に横たわるどじょう達の遺体用心のため葱をたっぷりのせ、しばし待つとすぐに鍋は煮えてくる(「葱がしんなりしたら食べられます(お姉さん談)」)。ドキドキしながら山椒をかけて頂くと、
ほとんど泥臭さ、感じないっすね!
というわけで割とラクショーに食べられたのであった。甘味噌で下煮がしてある、というところがミソなのだろうか。それと昔食べた記憶より、骨が気にならないように思った。店の違いか、時代の変化か、単に私がボケているのか?
でも、食べられた、というだけであって、これ好きか?と言われたら私は「うーん…」と言わざるを得ない。
ほかに、どじょうの蒲焼き、(なんだか知らないが本日くじらの日につき割引、と出ていたので)くじらのさしみ、玉子焼きなどを頂いた。どじょう汁を頼むことはしなかった。勝負を避けた私である。
どじょうの蒲焼きは、「絶対うなぎのほうが旨いよ」という味であった。
私は基本的に生肉は好きだが(ユッケとか、牛刺しとか)、くじらのさしみは半解凍したのを真四角に切ってあってどす黒くて不気味であった。薬味に、おろししょうが、おろしにんにく、などが付いてきたが、私は、どちらかというとしょうがのほうが合うと思った。
玉子焼きはめちゃめちゃ甘かった
とりあえず全品残さず片づけてはきたが、えーと、また好んで行きたいかというと、そうではないのだ、と力強く言える私だった。

コメント

  1. ひゅ〜 より:

    わはは、懐かしいねー
    5年ほど前にADEKさんとは再会したよん。食って飲んではあいかわらずのようどした。
    どじょうは泥の中の生き物だからねぇ。
    それが良いと思う人には泥も味のウチなんしょ。
    どうやら見た目も苦手そうですな。

  2. YAMAZAKI Akihiro より:

    私、泥臭いゴボウは好きなんですよねー。
    いいかげんな味覚です。

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