質感

「質感が高い」という表現を見かけることがある。個人的には、特に、自動車評論の文章でよく見る気がする。

「質感」を辞書で引くと、字の通り「材料の性質の違いから受ける感じ」とある。つまり「木の質感が出ている」とか「金属の質感」とか、そういうのが本来の使い方なのだと思う。

材料は適材適所であって、材料自体には貴賤はないだろう。質感に高いも低いもないんじゃないか、と思う。

「(自動車の)質感の高い内装」などと言わずに、単純に「上質な内装」と言えばいいんじゃないだろうか?
(文字数が増えて原稿料が稼げるのだろうか?)

コメント

  1. ひゅ〜 より:

    プラスチックを多用した作りから生まれた表現なのでしょうね。今でも高級車は、木と革をこれでもかってくらい使います。プラスチックはどこまでいっても代用品と感じさせてしまう表現ですね。

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