続・ETC前払割引の廃止

前払割引を廃止する方向であるのは、少なくとも1年前から公表はしていたんだ…気が付かなかった。
日本道路公団 高速自動車国道の料金割引に関する認可申請について(2004/09/24) の「別添資料」(PDF)
だけど、気が付いてた人は少数ではないだろうか?
ETCマイレージ開始後も「前払とマイレージ、どっちがオトク?」みたいな記事ばっかだし。それにまだ2002年に始まったばっかしのサービスだよ。ハイカからの乗り替えとしてわりと自然なサービスに思えるし、3年で廃止決定するとは思わないよなあ。
猪瀬直樹が真っ当な仕事をしたとは思ってないが、一応、ETCマイレージを導入するなら、マイレージポイントの有効期間を2年なんかで切るな、根拠を示せ(PDF)、とは言っていたようだ。
しかし、公団の回答はなんなんだ?
1.現在、ETC前払割引をご利用いただいているお客様の利用実績に
よれば、9割超のお客様が2年間で5万円以上ご利用されており、ほ
とんどのお客様がポイントを失効させることなく、最高割引率を受け
られるものと考えます。

それならさあ、ポイントの有効期間なんか切ったって切らなくったって大して変わらん、ってことじゃん?逆に言えば、さ。
それに、去年の時点でETC付けてる人は、まだヘビーユーザー率高いんじゃないのかなあ。詭弁だよなあ。
ETCマイレージには、2年間問題以外にも、ポイントは公団単位に蓄積され、合算できないという問題もある。
また、阪神高速ではETCマイレージが付くようになるが、首都高ではあいかわらず付かないし。

コメント

  1. ひゅ〜 より:

    そそ、ポイントとかの付加価値ってごまかしなんだよね。
    そんな管理工数かけるんだったら基本サービス(通行料金)へ直接反映(値下げ)させろって思わない?
    多くの人から吸い上げて、面倒な手間をかけられる小数の人へフィードバックしてどーすんだ? ねずみ講と同じなんぢゃない? 目先の損得で踊る消費者も悪いんだが…もっとシンプルにやらなくちゃね。
    単純な事を複雑な方法で成し遂げるのはあまり賢い行いとは思えないな。複雑な説明でごまかしをしているようにしか見えない。複雑な仕組みを理解出来ない事を恥ずかしいと思う心理を逆用しているのでは? 複雑になればなるほど落し穴が増えるのは真理だよね? やらなくてもいーよーな事を無理矢理考え出して実施する事も無いんぢゃない? 道路管理なんてのは結局は公共事業なんだから前払い制なんて認めてはいけないと思います。ETC利用者に一律10%程度割引でもすりゃーいろんなシステムもなんも不要だと思われます。料金計算にややこしい計算式も不要。現金払いとETC払いの2種類の料金表で足りてしまいます。複雑な仕組みを考え出す事は賢い事ではなく、いろんな技術の利用方法は単純化の方向へ向かわせるべきです。
    それから、年末に向けて大量の先払い確保の手段にも見えますね。道路公団は自転車操業中なのか?(笑

  2. YAMAZAKI Akihiro より:

    不必要にフクザツな仕組みを作ってそこにカネを撒く余地を作るのは、常套手段っすよね…。

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